思い出すだけで冷や汗が…苦い経験をプラスに変える思考法

話し方レッスンに来てくださる方たちとは、

発声や活舌、技術的なことよりもっと時間をかけて、

これまでの経験をじっくりお聞きすることにしています。


私が、生徒さんの話を聞くことに時間を割く理由。


それは、

人前で話す場面での心の持ち様に

問題を抱えている人が、とても多いからです。


「人前で話すことがとにかくいやだ。」


そうおっしゃる方の多くは、

過去に、冷や汗をかくほどの失敗や

焦りを経験していらっしゃいます。


*だからあんな思いは二度としたくない、

*だから、人前で話す機会は、可能な限り避けてきた。


そう話してくださる方がほとんどです。


それでも、いよいよ避けて通れなくなったから

レッスンを受けてみよう!


そう一歩を踏み出された皆さん。


それだけでも勇気がいったでしょうし、

どうしようもない不安に押しつぶされそうで

救いを求めてこられるその表情は、

なんとも自信なさそうに見受けられます。


誰しも思い出したくない、

ストレスのかかる失敗はあるでしょう。


レッスンで詳しくお話を伺うとき、

私は、生徒さんに

失敗した瞬間や冷や汗が出た場面も教えていただきますが、

そこだけでなく、


その場にいた人たちの反応がどうだったのか、

そして、自分は、冷や汗をかきながらも

やり切ったのかどうかをお聞きしています。


すると、ほぼ全員が、

*なんとかその場は乗り切りましたけど・・・

*特に誰から何を言われた訳ではありませんけど・・・

とおっしゃいます。


なら、、、


大丈夫じゃないですか!問題ないですよ!!


と私は答えます(^^)


けど・・・の後は、

いやな思いをしました。とか、もう二度とやりたくないです。

などと続くわけですが、

けど・・・の後に注意が行ってしまって、

皆さん肝心な事実が見えていません。


確かに失敗はした。冷や汗もたくさんかきました。


ですが、なんとか乗り切ったのでしょ?

誰にも責められていないのでしょ?


そこにもっとフォーカスしましょうよ(^o^)/


ミスしてしまったことは事実だとしても、

なんとか乗り切ったことも、また事実。


誰からも責められていないのなら、

何にも問題はなかった!

そう思えばいいのです。


となると、

同じ出来事であっても

それは失敗の経験ではなく、

失敗を乗り越えた成功体験になるのですよ!


確かに、

上手にこなすことはできなかった。

でも、乗り切れた。


そこをもっと評価して、

自分を認めてあげるべきです。


同じことが起こっても、

その事実をどの角度から見て、どう評価するのか。


それによって、

捉え方が正反対になります。


乗り切ったのなら、それは成功!

次にもっとよくなるよう、

これから努力していきましょう(^^♪


あなたの苦い経験を

記憶の中でポジティブに書き換えられるのは、

あなた自身にしかできない作業です。


一つずつ書き換えていってくださいね。



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島田 枝里 Official Website

フリーアナウンサー/ティータイムオーガナイザー/ ことばで想いを伝える 話し方コンサルタント