紅茶にレモンは、ありか?なしか?

こんにちは!


紅茶のある

心豊かな暮らしのお手伝い。

ティータイムオーガナイザー島田枝里です。



皆さんは、

どんな風に紅茶を飲むのがお好きですか?


ストレート?ミルクティー?

それとも、レモンティー?


喫茶店や、
レストランでのお食事のあとで
紅茶を頼むと、


「ミルクになさいますか?

 レモンになさいますか?」


そう聞かれますよね。



それぐらい

ミルクティーもレモンティーも

一般的ではあるのですが。


ミルクティーにはミルクティーに向く紅茶が。

レモンティーには、

レモンティーに向く紅茶があるのです。


なので、

どちらもひっくるめて

ミルクかレモンかと聞かれると、

どうしても戸惑ってしまいます。


答えたからと言って、

ミルクティー向きの紅茶、

レモンティー向きの紅茶が

出されることは、

残念ながらほとんどありません。


どちらも同じ薄い紅茶が

サーブされるのが普通。


う~ん、もったいない!

残念なことです。



先日の、

金沢中日文化センターの

シーズナルティーレッスンでは、

レモンティーについて考えてみました。


よく、

「レモンティーって邪道ですか?」

と聞かれることがあるのですが、

決して邪道などということはありません。


レモンティーの発祥は、

レモンの産地である

アメリカ カリフォルニア州だと考えられていて、

そこから広まった、

アメリカ的な飲み物と言えるのです。

おいしそうなバタフライケーキの

後ろに写っているのは、

(ぼやけていてはっきり見えていませんが)

1960年の雑誌『LIFE』に載った

サンキストと

アメリカのティーカウンシルが出した広告。


アイスティーにレモンを入れる

飲み方の提案をしています。


のど越しよく、

疲れたときにも手軽に

ビタミン補給できるし、

こういう飲み方もいいですよね。


そんなわけで、

否定されるものでも邪道でもなく、

アメリカの紅茶文化の一つとしても

捉えることができます。

ただ、

色が淡く味も淡泊な紅茶を

ミルクティーにしたところで

牛乳の味しかしない

あまり美味しくないミルクティーになってしまうように、


渋みが強く味の濃厚な紅茶に、

酸味が強く皮に苦みがある

レモンを入れたところで、

大変渋く飲みにくくなってしまうだけです。


まずは紅茶選びが大切なのですね。


渋くなく、癖がないタイプの紅茶を、

あまり濃くなり過ぎないように淹れると、

レモンの爽やかさと相まって、

美味しいレモンティーがいただけます。


レモンも、なるべく薄く切って、

皮の白い部分に含まれる苦みが出るのを

最小限に抑えると、失敗がないですよ^^


今回の教室では、

レモンそのものをもう少し掘り下げてみたり、

色んなタイプのレモンの紅茶を試してみました。


紅茶によく合っておいしい

イギリスの家庭の菓子、

バタフライケーキも、

中に手作りのレモンカードを仕込んで。


レモンづくしのティータイムを楽しみながらの

おいしい~ だけではない、

なかなかに深い学びのひと時を過ごしたのでした(^^)


島田 枝里 Official Website

フリーアナウンサー/ティータイムオーガナイザー/ ことばで想いを伝える 話し方コンサルタント